NURO光を申し込んでから「こんなはずじゃなかった」と後悔するのだけは避けたいものです。
NURO光でよくある失敗は、開通までの工事、料金や特典の手続き、使い始めてからや解約時の3つの場面に集まっています。
どれも契約前に仕組みと対策を知っておけば防げるものばかりなので、7つの例を順番に見ていきましょう。
- エリア内と出たのに工事ができない
- 工事が2回あると知らず日程が合わない
- 開通前に今の回線を解約してしまう
- セット割でNURO光が安くなると思い込む
- キャッシュバックの手続きを忘れる
- 古いケーブルや機器のままで速さが出ない
- 3年たつ前に解約して工事費の残りを払う
申し込みから開通までに起きやすい失敗
失敗1:エリア内と出たのに工事ができない
NURO光公式サイトの「お申し込み」から住所を入力して提供エリア内と出ても、それだけで必ず開通できるわけではありません。
判定結果の画面にも「※物件の状況によっては導入できない場合もあります」と記載されており、実際に光ケーブルを引き込めるかどうかは申し込み後の調査や工事の段階で判明します。
エリア内でも工事が止まったり導入できなかったりするのは、主に次の4つの原因があるときです。
- 電柱から建物までの引き込みルート:近くの電柱が遠すぎる、途中に障害物がある、電柱の高さが足りない場合や、国道・私道・河川・鉄道沿い・他社電柱の通過に関する許可申請、隣家の上空を通過する承諾などが得られないケース
- 建物内の配管の詰まり・空き不足:室内にケーブルを通す電話線の配管が詰まっている、または空きがなく、エアコンダクトなども使えないまま壁への新規穴あけができないケース
- 集合住宅の共用設備:マンションやアパートの共用部にあるMDF(主配電盤)に空きスペースがない場合や、建物自体にNURO光の設備を導入できないケース
- 大家さん・管理会社の工事許可:外壁へのビス留め(穴の大きさは3〜4mm程度)や穴あけについて、建物の所有者や管理会社から承諾が出ないケース
工事当日に「配管が通らない」「ビス留めが難しい」と言われた場合でも、引き込み場所や固定方法を変えれば開通できることがあります。
たとえば配管が使えなくてもエアコンダクトや既存の穴から引き込めないか、外壁の光キャビネットをビス留めではなく建築用の両面テープで固定できないかを、工事担当者に相談してみましょう。
ただし、電柱からのケーブルを留める引留金具を新設する場合はビス留めが必要になることがあり、光キャビネットも強度の関係からビス留めが推奨されています。
建物の構造上どうしても壁に新しい穴を開ける必要が出たときは、穴を開けたくなければその場で工事を中止してもらうことも可能です。
止まった原因ごとの具体的な対処法は、NURO光が引けない・工事ができない原因と対処法で詳しく確認できます。
hikariくん
NURO侍開通前にキャンセルとなった場合の費用は、工事の進み具合とキャンセルの理由によって次のように分かれます。
状況 | かかる費用 |
|---|---|
宅内工事の前に | 無料 |
宅内工事の後に | 無料 |
宅内工事の後に自己都合で | 撤去工事費 |
家の中の工事がまだ行われていない段階や、大家さんの承諾が得られずキャンセルする場合は、費用は一切かかりません。
また、1回目の宅内工事を実施したあとでも、収容局から自宅までの回線や電柱などの状況でNURO光を提供できないと判断された場合は申し込みがキャンセルとなり、実施した工事の費用は請求されない仕組みです(取り付けた光キャビネットや光コンセントなどは撤去せず残置となります)。
一方、宅内工事が終わったあとに自分の都合でキャンセルし、かつ設置した設備の撤去を希望する場合には撤去工事費(19,800円)がかかる点に注意してください。
失敗2:工事が2回あると知らず日程が合わない
戸建てと39戸以下の集合住宅で使うNURO 光(H)やNURO 光 10ギガ(H)は、宅内工事と屋外工事の2回に分かれており、どちらも立ち会いが必要です。
一方、40戸以上の集合住宅で使うNURO 光(M)やNURO 光 10ギガ(M)なら、宅内工事の1回だけで開通します。
どちらのプランになるかは住所や建物の戸数によって自動的に決まりますので、自分で選ぶことはできません。
開通までの期間は、戸建てで1〜2か月程度、39戸以下の集合住宅で1〜3か月程度、40戸以上の集合住宅で最短1〜2週間が目安です(中国・東北エリアは工事状況によりさらに1〜2か月かかる場合があります)。
NURO 光(H)やNURO 光 10ギガ(H)で宅内工事を土日祝日に指定すると、追加費用として3,850円が加算されます(屋外工事は土日祝日でも追加費用はかかりません)。
また賃貸住宅でNURO 光(H)などを利用する場合は、工事日の1週間前までに大家さんか管理会社の工事許可を取る必要があり、許可が確認できないと工事を実施できません(40戸以上向けのプランは原則として利用者による許可取得は不要ですが、建物状況により所有者への連絡を求められる場合があります)。
大家さんや管理会社へ連絡する際は、工事の許可とあわせて「これまでに建物へNURO光が入ったことがあるか」「工事当日に共用部(MDF)の鍵を開ける手配が必要か」も先に聞いておくと手戻りを防げます。
自分の建物が提供エリア内か、またどちらのプランになるかは、NURO光公式サイトの「お申し込み」から郵便番号と住所・建物情報を入力すれば、申し込みを完了する前の画面で確認可能です。
なお、2回工事があるプランでは、1回目の宅内工事が終わってから2回目の屋外工事日を予約できるようになるまで30日程度(住まいの環境によってはそれ以上)かかります。
工事の準備がどこまで進んでいるかは、SMSで届くURLやマイページの「工事日予約や進捗確認」、NURO 光アプリから開けるオンライン工事予約画面で、「調整準備中」「調整待ち」「予約済み」の表示から確かめられます。
宅内工事から30日以上たっても連絡がなく状況を確認したい場合は、マイページの「メッセージで質問する」(オペレーター対応は9:00〜18:00)または開通センターの電話窓口(0570-099-118/IP電話・かけ放題向けは03-6705-5839、9:00〜18:00)へ問い合わせましょう。
ただし、電柱の工事や道路使用許可の申請などが必要なケースでは、問い合わせても具体的な開通目途は案内されません。
工事が進まない原因や窓口の詳しい使い分けは、NURO光の工事が遅い・進まない原因と連絡が来ない時の問い合わせ先をご覧ください。
失敗3:開通前に今の回線を解約してしまう
NURO光の工事が延びたり引けなかったりした場合、今の回線を先に解約していると家でネットが使えない期間ができてしまいます。
固定電話の番号をNURO 光 でんわへ引き継ぐ場合も、番号の移行が終わる前に今の電話や回線を解約してはいけません。
今の回線は、NURO光が開通してネットにつながったのを見届けてから解約するのが安全です。
hikariくん
NURO侍必須となるホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)の月額550円も同じ期間は同額割り引かれるため、利用が重なる間にかかるのはほぼ今の回線の料金だけです。
今の回線の解約でかかる契約解除料や工事費の残債、ホームルーターの端末残債などは、1回線分を最大60,000円まで還元する乗り換え特典もあります。
一方、引っ越し直後などで手元に今の回線がない人は、NURO光を個人名義で申し込んだ人限定の開通前レンタルWi-Fi(モバイルルーター)を利用できます。
3つのプランから選べ、「最大2か月500円プラン」なら初期費用の事務手数料2,200円と、利用開始月・2か月目の月額500円(2か月合計3,200円)でレンタル可能です(3か月目以降は月額5,148円、日割りなし、3日間で10GBを超えると700Kbps以下に速度制限)。
申し込みは、NURO光のお申し込み完了メールまたはマイページ(「特典・キャンペーン」>「詳細を確認する」>「キャンペーン内容」)に記載された専用URLから手続きします。
なお、40戸以上の集合住宅向けプランであるNURO 光(M)やNURO 光 10ギガ(M)を申し込んだ場合はメールにURLが記載されないため、マイページから申し込んでください。
レンタルWi-Fiの3プランの違いや解約時の注意点は、NURO光の開通待ちはどうする?レンタルWi-Fiの選び方にまとめています。
料金と特典で起きやすい失敗
失敗4:セット割でNURO光が安くなると思い込む
NURO光と組めるスマホのセット割は、ソフトバンクとワイモバイルのおうち割 光セットです。
安くなるのはNURO光の料金ではなく、スマホの料金であり、割引額はソフトバンクが毎月1,100円(プランによって異なる)、ワイモバイルは毎月最大1,650円となります。
月550円のNURO 光 でんわ(回線工事費3,300円)に加入していないと、この割引は受けられません。
ソフトバンクのスマホが1台だけなら、1,100円の割引からでんわの月額基本料金550円を引いて、通信費全体では月550円安くなる計算です。
申し込みには、NURO光公式サイトからダウンロードした「おうち割 光セット 確認書」に記入して郵送する手続きもあります。
そのうえで、でんわが開通したあとにソフトバンクショップやワイモバイルショップの窓口で本手続きを行います。
失敗5:キャッシュバックの手続きを忘れる
当サイトがおすすめするキャッシュバックキャンペーンの基本キャッシュバックは、有料オプションの申し込みなしで、2.5ギガが40,000円(開通12か月目に15,000円+18か月目に25,000円)、10ギガが65,000円(12か月目に15,000円+18か月目に50,000円)です。
ただし待っているだけでは振り込まれず、自分で受取口座を指定する必要があります。
開通から11か月後と17か月後に登録したメールアドレスへ案内が届くため、それぞれ45日以内にマイページで受取口座を指定しましょう。
その前に、利用開始10か月後の末日までに支払い方法と連絡先メールアドレスをマイページで登録し、受け取りまで継続して利用していることも条件です。
hikariくん
NURO侍登録するメールアドレスは、普段からよく見ているものにしておくと案内を見落としにくくなります。
使い始めてから・解約するときに起きやすい失敗
失敗6:古いケーブルや機器のままで速さが出ない
最大2.5Gbpsや10Gbpsはネットワークから宅内終端装置までの技術規格上の最大値であり、家の中のケーブルや機器が遅ければ、そこが速度の上限になります。
2.5GBASE-TではCAT5e以上のLANケーブルでも2.5Gbpsに対応しますが、10ギガの有線接続用に新しく配線するならCAT6A以上がおすすめです。
ホームゲートウェイ(ONU)には高速通信用のLAN端子が1つだけあるため、速度を重視するパソコンはその端子につなぎましょう。
利用者の測定結果を集めた「みんなのネット回線速度」では、NURO光の下りの平均速度が有線接続で1,494Mbps、Wi-Fiで573Mbpsと、つなぎ方で大きく差が出ています。
失敗7:3年たつ前に解約して工事費の残りを払う
基本工事費55,000円が実質無料になるのは、36回の分割払い(初月1,555円、2〜36か月目は月1,527円)と同じ額を毎月割り引いているためです。
36か月たつ前に解約すると割引が止まり、まだ払い終えていない工事費の残りをまとめて請求されます。
たとえば12回払ったところで解約すると、残り24か月分は36,648円です。
さらに、3年(36か月)ごとの契約期間満了月を含む3か月間の無料解約期間以外に解約すると、プランに応じた契約解除料も加わります。
プラン | 契約解除料 |
|---|---|
NURO 光(H) | 3,643円 |
NURO 光 10ギガ(H) | 4,523円 |
NURO 光(M) | 2,653円 |
NURO 光 10ギガ(M) | 4,193円 |
また、解約や退去のときに回線設備を外す撤去工事は任意ですが、賃貸物件や集合住宅では大家さん・管理会社から原状回復として撤去を求められることがあります。
撤去工事を行う場合は撤去工事費19,800円と工事当日の立ち会い(2回工事のプランは屋内と屋外が別々の日になる場合あり)が必要で、希望日は解約後の専用フォーム申請日から30日後以降となるため、退去が決まったら早めに管理会社へ撤去の要否を確認しておきましょう。
あわせて、レンタルしているホームゲートウェイ(ONU)などは集荷がないため、自分で梱包して指定先へ元払いで発送(送料目安は約1,450円)する必要があります。
撤去工事の判断ポイントや申し込み手順は、NURO光の撤去工事は必要?Web申請の手順と費用をご確認ください。
hikariくん
NURO侍キャッシュバックキャンペーンから申し込んだ場合、開通してすぐ合わないと感じたときは、利用開始月を含む3か月目の末日までに回線の解約が完了すれば、月額基本料金も工事費の残りも契約解除料もかかりません(撤去工事費や機器の返送料、有料オプション費用は別です)。
解約を申し込んだだけでは対象外で、その日までに解約が完了している必要があります。
毎月1〜25日の申請なら最短で当月解約、26日〜末日の申請は最短で翌月解約となるため、3か月目の25日までに手続きを済ませましょう。
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NURO光の失敗に関するよくある質問
- 数年のうちに引っ越すかもしれません。契約しないほうがいいですか?
引っ越しに伴う解約であっても、36回の分割払いが終わっていなければ基本工事費の残りは一括で請求されます。
引っ越し先でもNURO光を使う場合は、今の契約を解約して新居で新しく申し込む形になり、現在利用中の方には引っ越し向けの特典(「お引越し先でもNURO 光」)も用意されています。新居が提供エリア内かどうかは、NURO光公式サイトの「お申し込み」から住所を入力して確認可能です。
一方、引っ越し先が提供エリア外や工事できない建物の場合は、工事費の残りに加えて、更新期間以外なら契約解除料も支払うことになります。
- 宅内工事のあとでキャンセルすると費用はかかりますか?
1回目の宅内工事が終わったあとでも、電柱や回線設備の状況からNURO光を提供できないと判断された場合は費用は一切かかりません。自分の都合でキャンセルし、かつ設置した設備の撤去を希望する場合のみ撤去工事費19,800円がかかります(設備を残置するなら撤去工事費は不要です)。
なお、開通前レンタルWi-Fiを借りていた場合は、NURO光のキャンセルとは別に、レンタルWi-Fiを終える手続きも必要です。
まとめ|申し込む前に工事・特典・解約の仕組みを知っておく
NURO光の失敗の多くは、工事できないケースや開通までの日数、特典の受け取り方、途中解約や撤去の費用を契約前に知らなかったことから起きています。
賃貸なら工事の許可と建物の導入実績を先に確かめ、今の回線はNURO光が開通してから解約し、キャッシュバックの受取時期をカレンダーへ登録しておくだけでも、よくある失敗の大半は防げます。
万が一、宅内工事のあとに設備や電柱の事情で引けないと分かった場合も工事費はかからず、開通後に合わないと感じたときも利用開始月を含む3か月目の末日までに解約が完了すれば工事費の残りや契約解除料はかかりません。



