月々の支払いが安く契約期間の縛りもないおてがる光と、通信速度やキャッシュバックが魅力的なNURO光。どちらを選ぶかは、何を優先したいかで答えが変わります。
選ぶ際の決め手になるのは、住まいの種類(戸建て・集合住宅の戸数)と何年くらい使うつもりかの2点です。
毎月の支払額はおてがる光が安くても、戸建てや40戸以上の集合住宅で2〜3年間使うなら、キャッシュバックを含めた総額はNURO光のほうが安く済みます。
反対に、1年ほどで引っ越す可能性がある人や、現在の光コラボから工事なしで乗り換えたい人にはおてがる光がおすすめです。
NURO光とおてがる光の選び方|住まいと使う期間で決まる
- 戸建てで2〜3年間使う:NURO光。3年間の総額は37,140円安い
- 40戸以上の集合住宅で2〜3年間使う:NURO光。3年間の総額は31,310円安い
- 39戸以下の集合住宅:3年間の総額はほぼ同じ。速さならNURO光、縛りのなさならおてがる光
- 1年ほどで引っ越すかもしれない:契約期間の縛りがないおてがる光
- フレッツ光・光コラボから工事なしで移りたい、NURO光のエリア外:おてがる光
3年契約の縛りが気になる場合も、NURO光なら開通月を含む3か月目の末日までに回線の解約が完了すれば、契約解除料も工事費の残りもかかりません。
まずは自宅で実際の通信速度を試してから、継続するかどうかを判断できます。
NURO光とおてがる光の違いを一覧で比較
具体的な料金の試算に入る前に、回線の仕組みや契約内容の違いを一覧で確認しておきましょう。
項目 | NURO光 | おてがる光 |
|---|---|---|
回線 | フレッツ光と | フレッツ光 |
最大速度 | 下り2.5Gbps | 下り1Gbps |
契約期間 | 3年 | なし |
解約の | 解除料と | 工事費の残り |
光コラボ | 開通工事が | 工事なしで |
スマホ割 | ソフトバンク | 案内なし |
なかでも大きな違いは、おてがる光には契約期間の縛りがなく、NURO光は3年契約という点です。どれくらいの年数を使うかによって損得が入れ替わります。
NURO光とおてがる光の月額料金|IPv6とWi-Fiルーター込みの毎月の支払い
IPv6接続とWi-Fiルーターの料金までそろえて比較すると、毎月の支払額はおてがる光が戸建てで517円、40戸以上の集合住宅で627円安くなります。
毎月の支払い | NURO光 | おてがる光 |
|---|---|---|
戸建て | 5,720円 | 5,203円 |
集合住宅 | 4,730円 | 4,103円 |
必須費用込みの月額比較。NURO光はホームゲートウェイ代込の金額で、集合住宅は40戸以上のNURO 光(M)。おてがる光はIPv6オプションと無線LANルーターのレンタルを付けた金額
NURO光は月額基本料金とは別に、ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)料金 550円/月が必須です。
月額基本料金は戸建てと39戸以下の集合住宅向けのNURO 光(H)が5,170円、40戸以上の集合住宅向けのNURO 光(M)が4,180円で、毎月の支払額はそれぞれ5,720円(ホームゲートウェイ代込)、4,730円(ホームゲートウェイ代込)となります。
ホームゲートウェイ自体にWi-Fi機能が備わっているため、ルーターを別に用意しなくて済む仕組みです。
対しておてがる光の月額基本料金はファミリータイプが4,708円、マンションタイプが3,608円ですが、IPv6オプションとWi-Fiルーターの料金は含まれていません。
IPv6オプション(月額165円)を付けないと従来のPPPoE接続になり通信速度が大きく落ちるため、加入を前提とした試算です。
Wi-Fiルーターは公式レンタル(月額330円)を利用できるほか、IPv6オプション対応の機器を自分で用意しても利用可能です。
ルーターを自分で用意した場合、おてがる光の毎月の支払額は戸建てが4,873円、集合住宅が3,773円に抑えられます。
3年間の支払い総額|キャッシュバックを含めるとどちらが安い?
毎月の支払額はおてがる光のほうが安くても、NURO光は最初の3か月間の月額基本料金が無料でキャッシュバックもあるため、3年間の総額では順位が逆転します。
住まい | NURO光 | おてがる光 |
|---|---|---|
戸建て | 148,760円 | 185,900円 |
40戸以上の | 116,090円 | 147,400円 |
39戸以下の | 148,760円 | 147,400円 |
3年間の支払い総額。36か月分の支払い(NURO光はホームゲートウェイ代込)と初期費用からキャッシュバックを引いた金額。おてがる光はIPv6オプションと無線LANルーターのレンタルを付け、集合住宅はマンションタイプで計算。土日休日の工事の加算は含めない
戸建てなら37,140円、40戸以上の集合住宅なら31,310円、NURO光のほうが少なく済みます。
この試算は、掲載した特典とルーターレンタルを利用して2〜3年間使う場合の比較です。4年以上利用する場合は、通常月額の差額や解約費用も含めて利用年数に合わせて比較してみましょう。
NURO光はキャッシュバックキャンペーンで申し込むと、開通月を含む3か月目まで月額基本料金とホームゲートウェイ代が無料になります。
契約事務手数料(通常6,050円)と基本工事費(55,000円・36回分割)も同額が割り引かれるため、3年間で支払うのは実質33か月分の月額料金(ホームゲートウェイ代込)だけです。
さらに有料オプション不要で40,000円のキャッシュバックを受け取れるため、3年間の実質負担が大きく下がります。
一方でおてがる光も新規申し込みなら初月の基本料金が無料で基本工事費(22,000円・11回分割)も実質無料ですが、契約事務手数料3,300円は別途発生します。
hikariくん
NURO侍39戸以下の集合住宅は戸建てと同じNURO 光(H)の料金が適用されるため、おてがる光のマンションタイプとの差額は3年でわずか1,360円です。
この場合は料金の安さよりも、通信速度を取るか、契約期間の縛りのなさを取るかが選択の分かれ目となります。
なお、NURO光の総額はキャッシュバック(15,000円と25,000円の計40,000円)を2回とも受け取ることが前提となっており、もらい損ねると戸建てでもおてがる光より2,860円高くなってしまいます。
キャッシュバックは開通の11か月後と17か月後に登録メールアドレスへ案内が届くため、それぞれ45日以内にマイページで受取口座を指定する手続きを忘れないようにしましょう。
おてがる光のルーターを自分で用意すると総額の差は縮まりますが、それでも戸建てと40戸以上の集合住宅ではNURO光のほうが安く抑えられます。
ルーターの購入代金を除いた3年間の差額は、戸建てで25,260円、40戸以上の集合住宅で19,430円です。
契約期間と解約するときの費用|縛りなしのおてがる光と3年契約のNURO光
おてがる光には契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金はかかりません。
ただし、新規開通工事をして11回の工事費分割払いが終わる前にやめると、残りの工事費を一括で支払う点には注意が必要です。
また、おてがる光の退会完了は受付月の翌月末となり、完了月まで月額料金が発生するため、やめたい月の前月中に解約を申し込むのが無難です。
対するNURO光は3年ごとの自動更新で、契約期間満了月を含む3か月間の無料解約期間以外に解約すると費用が発生します。
具体的に発生するのは契約解除料と工事費の残りで、契約解除料はNURO 光(H)が3,643円、NURO 光(M)が2,653円です。
hikariくん
NURO侍戸建てで2年間(24か月)使って解約した場合、NURO光は工事費の残り18,324円と契約解除料3,643円を支払っても、キャッシュバック40,000円を差し引いた実質総額は102,087円です。
おてがる光は同じ2年間で123,464円かかるため、2年使うならNURO光が21,377円安い計算となり、40戸以上の集合住宅でもNURO光が17,857円安く済みます。
しかし1年(12か月)で解約した場合は損得が逆転し、NURO光は工事費の残りだけで36,648円となり、契約解除料と合わせると解約費用が4万円を超えてしまいます。
戸建てでの1年間の支払額はNURO光が91,771円で、1回目のキャッシュバック(15,000円)を受け取れたとしても76,771円です。
おてがる光なら61,028円で済むため、1年ほどで引っ越す予定があるならおてがる光を選んだほうが安上がりです。
一方で、NURO光には開通月を含む3か月目の末日までに回線の解約が完了すれば、月額基本料金も契約解除料も工事費の残りもかからない特典が用意されています。
任意の撤去工事費やホームゲートウェイの返送料(平均1,450円程度・自己負担)は別にかかりますが、3年契約であっても自宅で実際の速さを試してから継続を決められる仕組みです。

NURO光とおてがる光の速度|最大速度と利用者の実測
通信速度はNURO光が上で、技術規格上の最大速度はNURO光の下り2.5Gbpsに対し、おてがる光の1ギガプランは1Gbpsです。
実際の利用者が投稿した測定結果の平均で比べても、下りの実測値にはおよそ2倍の開きが見られます。
平均値 | NURO光 | おてがる光 |
|---|---|---|
下り | 967 | 461 |
上り | 778 | 376 |
Ping値 | 11.3 | 19.7 |
夜の下り | 1,036 | 464 |
みんなのネット回線速度(みんそく)に直近3か月で投稿された測定結果の平均。速度はMbps、Ping値はms、夜は20〜23時(NURO光・おてがる光)
回線が混雑しやすい夜間でもNURO光の下り平均は1Gbpsを超えており、オンラインゲームで重視されるPing値(応答の速さ)も約8ms短い結果です。
おてがる光の測定結果は大半がIPv6オプション利用時のIPoE接続で、平均下り518Mbpsに対し、未加入のPPPoE接続は190Mbpsにとどまっています。
おてがる光を利用するのであれば、IPv6オプション(月額165円)は付けておきましょう。
普段の動画視聴やビデオ会議が中心の使い方なら、おてがる光の平均速度でも困る場面は多くありません。
速度差を実感しやすいのは、大容量のゲームやファイルを頻繁にダウンロードする人や、家族が同時に高画質な動画視聴やオンライン通話を行う家庭です。
提供エリアと開通工事の違い
NURO光を利用できるエリアは、2.5ギガプランが21都道府県、10ギガプランが25都道府県のそれぞれ一部地域に限られます。
同じ市区町村内でも住所や建物によって申し込めない場合があるため、実際に導入できるかはNURO光公式サイトでの住所判定が必要です。
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対しておてがる光(1ギガ)はNTT東日本・NTT西日本のフレッツ光回線を利用するため、現在フレッツ光や他社光コラボを使っている住所なら提供地域として案内されています。
自宅がNURO光の提供エリア外だった場合は、おてがる光が有力な選択肢です。
工事の手間と開通までの期間にも違いがあり、フレッツ光や他社光コラボから乗り換えるなら、おてがる光は転用・事業者変更の手続きによって原則として新しい工事なしで切り替えが可能です。
一方のNURO光は独自回線を使うため、おてがる光から乗り換える場合も開通工事が必要となります。
工事の立ち会いは、戸建てと39戸以下の集合住宅向けのNURO 光(H)が宅内と屋外の2回(工法によっては1回の場合あり)で、40戸以上の集合住宅向けのNURO 光(M)は宅内の1回です。
開通までの目安期間は、NURO光が戸建てで1〜2か月程度、39戸以下の集合住宅で1〜3か月程度、40戸以上の集合住宅で最短1〜2週間です。
おてがる光は、フレッツ光や他社光コラボからの切り替え(転用・事業者変更)なら約13日で切り替わり、新規工事の場合は工事に立ち会ったあとに開通します。
なお、平日に立ち会えず土日祝日に工事を指定する場合は、NURO 光(H)の宅内工事で3,850円(屋外工事は追加なし)、おてがる光の派遣工事で3,300円の土日祝日工事費が別途かかります。
賃貸住宅でNURO 光(H)を導入する際は、工事日の1週間前までに管理会社や大家さんの許可を取っておくことが必須です。
おてがる光からNURO光へ乗り換える手順と費用
おてがる光からNURO光への乗り換えでは事業者変更を使えないため、NURO光の新規申し込みと、開通後のおてがる光の解約という手順で進めます。
NURO光公式サイトの「お申し込み」ボタンから住所を入力して利用可能なプランを調べ、そのまま申し込み手続きへ進みましょう。
- 工事を終えて開通する
開通工事に立ち会ったあと、ホームゲートウェイにパソコンやスマホを接続してネットが開通したことを確認します。
NURO光が開通するまでは、おてがる光をそのまま利用可能です。
- おてがる光の解約を申請する
NURO光の開通を確認したあとに、おてがる光の窓口から解約を申請しましょう。
解約後に届く回収キットなどを使い、回線終端装置やレンタルルーターなどの機器を期限までに返送します。
NURO光の申し込み窓口はNURO光公式サイトです。
おてがる光のレンタル機器は、期限までに返却しないと機器代金相当額(未返却費用)を請求されるため、回収キットが届いたら早めに返送しましょう。
また、おてがる光は退会受付月の翌月末まで月額料金が発生するため、乗り換え時は一時的に両社の契約期間が重なります。
ただしNURO光は開通月を含む3か月目まで月額基本料金とホームゲートウェイ代が無料になるため、重なる期間に支払うのは主におてがる光の料金だけです。
hikariくん
NURO侍おてがる光は11回の工事費分割払いが終わる前に解約すると、残債が解約月の請求にまとめて合算されます。
この工事費残債は、乗り換え前の回線解約費用を最大60,000円まで還元するNURO光の乗り換え特典の対象となります。ただし、おてがる光の解約月の月額料金やオプション解約金は対象外です。
特典の申請に使う「解約違約金証明書貼付シート」は、NURO光の利用開始月を1か月目として5〜7か月目の末日までに発送されます。
工事費残債の項目名と金額が確認できる明細(またはWeb画面のコピー)を貼り、シート発送から2か月後の末日(必着)までに返送してください。
おてがる光電話で使っている市外局番から始まる10桁の固定電話番号は、NURO 光 でんわへ引き継げる場合があります(050から始まる番号は不可で、番号や地域により可否が異なります)。
電話番号を引き継ぐ場合は、番号の引き継ぎが完了するまでおてがる光を解約しないでください。
なお、おてがる光を解約すると付随する「おてがる光電話」や「おてがる光テレビ」も終了し、「おてがるでんき」のセット割引も外れるため、固定電話やテレビ視聴を続ける人はNURO光側で対応オプションを申し込みましょう。
NURO光とおてがる光の比較でよくある質問
- スマホとのセット割があるのはどちらですか?
NURO光です。
ソフトバンクの「おうち割 光セット」またはワイモバイルの「おうち割 光セット(A)」により、対象プランのスマホ料金から永年毎月最大1,650円が割り引かれます(NURO光1契約につき家族のスマホを含め最大10回線まで対象)。
値引きはNURO光の月額ではなくスマホ料金側から行われ、適用にはNURO 光 でんわ(月額550円)への加入と別途の申し込み手続きが必要です。
なお、おてがる光の公式サイトにはスマホ料金のセット割に関する案内がありません。
- オンラインゲームをするなら、気をつけることはありますか?
Ping値の平均はNURO光のほうが短く、入力の反応速度が求められるオンラインゲームに向いています。
ただしNURO光は新規申し込みでMAP-E接続が適用される場合があり、特定のポートを利用する一部のゲームは遊べません。
おてがる光のIPv6オプションも同じIPv4 over IPv6(MAP-E)方式のため、プレイしたいゲームの対応状況はゲーム側の案内で確認しておきましょう。
- 10ギガのプラン同士で比べるとどうなりますか?
毎月の支払額は、戸建てと39戸以下の集合住宅向けのNURO 光 10ギガ(H)が6,600円(月額基本料金6,050円、ホームゲートウェイ代込)、40戸以上の集合住宅向けのNURO 光 10ギガ(M)が6,270円(月額基本料金5,720円、ホームゲートウェイ代込)です。
対して新規申し込み向けのおてがる光クロスZは、住居タイプ共通の月額基本料金4,708円にルーターレンタル料(月額495円)を含めて5,203円となります(対応機器を自分で用意する場合は4,708円)。
おてがる光クロスZはIPv6接続が基本料金に含まれており、工事費や契約事務手数料もかかりません。
NURO光の10ギガプランは65,000円のキャッシュバックや最大3か月間の無料期間があるため、利用する年数と自宅の提供エリアを確認したうえで比較しましょう。
まとめ|2〜3年間使うならNURO光、1年ほどならおてがる光
毎月の支払額だけならおてがる光が安く、契約期間の縛りもないため気軽に始められます。
それでも、戸建てや40戸以上の集合住宅で2〜3年間使うつもりなら、キャッシュバックを含めた支払総額はNURO光のほうが少なく済み、通信速度もNURO光が上回ります。
1年ほどで引っ越す予定がある人や、自宅がNURO光のエリア外だった場合は、縛りのないおてがる光を選ぶのが確実です。
39戸以下の集合住宅は3年間の総額がほぼ同じなので、通信速度と縛りのなさのどちらを優先するかで選びましょう。



