スマホや電気とまとめて安くしたくても、NURO光と@T COM(アットティーコム)ヒカリでは組める相手が違うため、どちらが合うかは家族のスマホと電気の契約しだいです。
スマホのセット割は、NURO光がソフトバンクとワイモバイル、@T COMヒカリがauとUQ mobileを対象にしており、家族のスマホでほぼ答えが出ます。
電気と組み合わせて光回線の月額まで下がるのはNURO光だけで、@T COMヒカリは電気を足してもポイントが貯まる仕組みにとどまります。
どちらのスマホも使っていない家庭や、auが1台だけの家庭は、光電話の費用とキャッシュバックまで含めた3年間の支払いで比べると選びやすくなるでしょう。
NURO光と@T COMヒカリ、どちらを選ぶ?
家族のスマホと、電気をまとめたいかどうかで向いている回線が分かれます。
- ソフトバンク・ワイモバイルを使っている:割引があるのはNURO光だけ
- auかUQ mobileが2台以上:電話代を払っても、3年で3万〜4万円ほど@T COMヒカリが安い
- auかUQ mobileが1台だけ:40戸以上のマンションならNURO光が3年で約1万円安く、戸建てはほぼ同じなので速さをとるならNURO光
- どちらのセット割も使わない:戸建て・40戸以上のマンションならNURO光が3年で2万円以上安い
- 電気もまとめて月額を下げたい:NUROでんきで毎月501円安くなるNURO光
- NURO光のエリア外・1年ほどでやめるかもしれない:@T COMヒカリ
スマホのセット割と電話の費用
NURO光と@T COMヒカリのセット割は、対象のスマホ会社が1社も重なっていません。
ソフトバンク、ワイモバイル、au、UQ mobileの4社は、どちらの回線でも光電話の契約が割引の適用条件です。
スマホ | 1台の割引 |
|---|---|
ソフトバンク | 1,100円 |
ワイモバイル | 1,650円 |
NURO光と組めるスマホのセット割。スマホの月額料金から毎月引かれる額(主な対象プランの場合)
NURO光で必要なのはNURO 光 でんわ(月550円)で、ソフトバンクなら家族のスマホも含めて最大10回線まで割引を受けられます。
ワイモバイルの対象はシンプル3とシンプル2で、シンプル2 Sだけは割引額が1,100円です。
スマホ | 1台の割引 |
|---|---|
au | 1,100円 |
UQ mobile | 1,100円 |
LIBMO | 220円 |
@T COMヒカリと組めるスマホのセット割。スマホの月額料金から毎月引かれる額(主な対象プランの場合)
@T COMヒカリでは、ヒカリ電話(月550円)に電話用の無線LANルーター330円も加わります。
Wi-Fiはこのルーターで使えるため、別にルーターを借りる必要はありません。
auとUQ mobileは合わせて10回線まで対象になり、割引の申し込みは@T COMではなくauやUQ mobileの窓口で行います。
UQ mobileはトクトクプラン2などが対象で、コミコミプランは割引の対象外です。
hikariくん
NURO侍電話の費用を引いて1台目で手元に残るのは、ソフトバンクが月550円、ワイモバイルが月1,100円です。
@T COMヒカリは電話用ルーターがWi-Fiも兼ねるため、ルーターを借りる場合と比べて増える負担は月440円にとどまります。
auとUQ mobileなら、1台目で月660円が残る計算です。
2台目からは電話の費用が増えないため、割引の額がそのまま家族の節約分になります。
格安SIMのLIBMOは光電話がなくても対象になり、LIBMOの月額料金から1回線につき220円、最大5回線まで引かれる仕組みです。
LIBMOには「SIM×光セット割」という別の制度もありますが、LIBMO×光セット割と一緒には使えません。
NURO光にも、専用ページからNUROモバイルを新しく申し込むと、利用開始月を除く36か月間は月499円(5GB)〜2,209円(35GB)で使える特典があり、こちらも電話は不要です。
今使っているNUROモバイルに後から付けることはできず、NURO光をWebで申し込んだ後に届く案内から手続きします。
ソフトバンクとワイモバイルの割引は、NURO 光 でんわが開通した後にショップで申し込む流れです。
毎月の支払いと3年間の総額|電話代まで含めて比べる
NURO光は月額基本料金とは別に、ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)料金 550円/月が必須です。
@T COMヒカリは月額にWi-Fiルーターが含まれないため、ここでは公式のスタンダードプラン(Wi-Fi 6、月440円)を借りる前提で比べます。
住まい | NURO光 | @T COMヒカリ |
|---|---|---|
戸建て | 5,720円 | 6,050円 |
集合住宅 | 4,730円 | 4,620円 |
戸建て | 6,270円 | 6,490円 |
集合住宅 | 5,280円 | 5,060円 |
Wi-Fiルーターを含めた毎月の支払い(必須費用込み)。NURO光はホームゲートウェイ代込で、集合住宅は40戸以上のNURO 光(M)。@T COMヒカリは2年バリューパックで、電話なしはルーターを月440円で借りた場合、電話ありはヒカリ電話550円と電話用ルーター330円を足した場合
毎月の支払いは、戸建てならNURO光、集合住宅なら@T COMヒカリが少し安い程度で、差は月110〜330円です。
@T COMヒカリをNTT西日本のエリアで電話なしで使う場合は、ホームゲートウェイのレンタル料275円/月も加わります。
差がはっきり出るのは、使い始めの特典を含めた数年単位の支払いです。
NURO光は開通月を含めて3か月目まで月額基本料金とホームゲートウェイ料金が無料で、契約事務手数料もかかりません。
さらに2.5ギガなら、戸建てもマンションも同じ40,000円のキャッシュバックを、開通11か月後と17か月後の案内に従って2回に分けて受け取れます。
@T COMヒカリは契約事務手数料3,300円がかかる一方、公式サイトの特典を利用すると開通7か月目の下旬にTLCポイントが進呈されます。
ポイントは戸建てのファミリータイプで50,000、マンションタイプで20,000で、1ポイント1円として@T COMの料金の支払いに回せる仕組みです。
受け取るには、利用開始から4か月目の末日までに支払い方法を登録し、TLC会員IDを用意しておく必要があります。
工事費はどちらも毎月同じ額の割引で相殺され、NURO光は36か月、@T COMヒカリは23か月使えば残りません。
スマホのセット割を使わない場合、3年間の支払いの合計と36か月で割った月あたりの目安は次のとおりです。
- 戸建て
NURO光:148,760円(月あたり約4,132円)
@T COMヒカリ:171,100円(月あたり約4,753円) - 40戸以上の集合住宅
NURO光:116,090円(月あたり約3,225円)
@T COMヒカリ:149,620円(月あたり約4,156円) - 39戸以下の集合住宅
NURO光:148,760円(月あたり約4,132円)
@T COMヒカリ:149,620円(月あたり約4,156円)
どちらも36か月分の支払い(NURO光はホームゲートウェイ代込、@T COMヒカリはルーター代と契約事務手数料込み)から、キャッシュバックとTLCポイントを引いた金額です。
戸建てと40戸以上のマンションでは、NURO光のほうが3年で2万円以上安くなります。
39戸以下の集合住宅はNURO光が戸建てと同じ料金になるため、差は860円しかありません。
auやUQ mobileの割引を受けるなら@T COMヒカリに電話を付けるため、3年間の支払いは戸建てで186,940円、集合住宅で165,460円に増えます。
そこからスマホ1台につき3年で39,600円安くなるので、1台なら戸建ては147,340円となり、NURO光とほぼ同じ合計です。
集合住宅は125,860円になり、40戸以上のマンションならNURO光のほうが9,770円少なく済みます。
2台なら、通信費全体は@T COMヒカリのほうが戸建てで約4万円、40戸以上のマンションで約3万円安くなり、台数が増えるほど差が開く計算です。
一方、NURO光の合計はキャッシュバックを受け取れた場合の額であり、案内メールが届いてから45日以内に受取口座を指定しないと受け取れません。
受け取り損ねた場合は、セット割を使わなくても戸建てで17,660円、40戸以上で6,470円、@T COMヒカリより高い計算です。
hikariくん
NURO侍39戸以下の集合住宅でauかUQ mobileの割引を1台受けると、3年の合計は@T COMヒカリが22,900円少なくなります。
家族の中にauを使う人とソフトバンクを使う人がいるなら、それぞれの台数で割引の合計を出してから比べてみてください。
また、今の回線から乗り換えるときに解約費用が出る場合、NURO光には他社の光回線やホームルーター・モバイルルーター1回線分の違約金・工事費残債・撤去費・端末残債などを最大60,000円まで還元する特典があります。
利用開始から5〜7か月目末日までに発送されるシートへ証明書のコピーを貼って発送2か月後末日必着で返送し、受領後45日以内の案内メールから45日以内にマイページで口座を指定する仕組みです。
一方、@T COMヒカリ公式の特典には他社の解約費用を補填する案内がありません。
電気とのセット|NURO光だけ月額が下がる
NURO光はNUROでんきとセットにすると、NURO光の月額基本料金が毎月501円安くなります。
割引はNUROでんきの供給が始まった月の翌月分から適用され、月額基本料金が無料の間は請求額は変わりません。
1年続ければ6,012円の割引になり、NURO光かNUROでんきのどちらかを解約した時点で終わりです。
NURO光と同時に申し込み、6か月以内に検針票を出すなどの適用条件を満たすと、10,000円のキャッシュバックの対象にもなります。
NUROでんきはNURO光のエリアとほぼ重なる地域で申し込めますが、オール電化の家や、マンション全体で電気をまとめて受けている建物は対象外です。
燃料費が高い時期は、セット割を含めても地域の電力会社より電気代が高くなる場合があるので、今の電気代と比べてから決めましょう。
東京ガスのエリアなら、NUROガスを足すとNURO光の月額基本料金がさらに毎月200円安くなります。
hikariくん
NURO侍@T COMヒカリは、TOKAIグループの電気を契約しても月額料金は変わりません。
@T COMの利用料金200円ごとに、TLCポイントが1ポイント貯まる仕組みです。
TOKAIでんきなどグループのサービスを複数契約すると、毎月50〜500ポイントのボーナスも付きます。
貯まったポイントの使い道は、@T COMの料金の支払いやWAONポイントへの交換などです。
毎月の請求そのものを下げたいならNURO光、TOKAIのガスや宅配水などをすでに使っていてポイントを貯めたいなら@T COMヒカリが合っています。
契約期間と解約の費用|1〜2年でやめたら?
NURO光は36か月の契約で、満了する月を含む3か月間以外に解約すると、NURO 光(H)は3,643円、NURO 光(M)は2,653円の解除料がかかります。
@T COMヒカリの2年バリューパックは、24か月ごとの自動更新です。
利用開始の翌月から数えて24〜26か月目以外に解約すると、ファミリータイプは3,300円、マンションタイプは2,200円の解除料がかかります。
どちらも工事費の割引が終わる前に解約すると、残りの工事費をまとめて支払う仕組みです。
光回線を解約すれば、それに合わせて受けていたスマホのセット割も終了します。
hikariくん
NURO侍戸建てで2年使って解約すると、支払いの合計はNURO光が102,087円、@T COMヒカリが101,800円となり、ほぼ同じ額です。
40戸以上のマンションなら、2年でもNURO光が80,307円と、@T COMヒカリの96,380円より16,073円少なく済みます。
1年ほどで解約すると、NURO光は工事費の残りと解除料だけで4万円を超え、2回目のキャッシュバックも受け取れません。
@T COMヒカリは工事費の残りが約1万円で、TLCポイントは7か月目に付くため1年でやめても受け取れます。
戸建てなら、1年の支払いは@T COMヒカリのほうが4〜5万円ほど少ない計算です。
また、引っ越すときに解約が必要になるかどうかは、転居先でそのまま続けられるかでも変わります。
NURO光は転居先が提供エリア内なら引っ越し手続きで続けられますが、提供地域が限られるためエリア外へ移る場合は解約が必要です。
なお、NURO光には開通月を含む3か月目の末日までに回線の解約が完了すれば、月額基本料金も契約解除料も工事費の残りもかからない特典があります。
撤去工事やホームゲートウェイの返送料は別にかかりますが、自宅で速さを試してから続けるかどうかを決められる3か月間です。

速度の違い|最大速度と実測値
最大速度は、NURO光の2.5ギガが下り最大2.5Gbps、@T COMヒカリが最大1Gbpsです。
@T COMヒカリは建物の設備によって、最大200Mbpsや最大100Mbpsの回線タイプになることもあります。
利用者の測定結果を集めた「みんなのネット回線速度(みんそく)」では、NURO光の下りの平均が@T COMヒカリの約2倍でした。
平均値 | NURO光 | @T COMヒカリ |
|---|---|---|
下り | 967 | 497 |
上り | 778 | 314 |
Ping値 | 11.3 | 20.0 |
夜の下り | 1,036 | 439 |
みんなのネット回線速度(みんそく)に直近3か月で投稿された測定結果の平均。速度はMbps、Ping値はms、夜は20〜23時(NURO光・@T COMヒカリ)
利用者が増える夜の時間帯でもNURO光の下りは平均1,036Mbps出ており、平均439Mbpsの@T COMヒカリとは約2.4倍の開きがあります。
応答の速さを表すPing値も、NURO光のほうが約9ms短い結果でした。
@T COMヒカリの439Mbpsでも動画を見るには足りますが、家族が夜に何台も同時に使うなら、NURO光の余裕が活きてきます。
@T COMヒカリのIPv6(IPoE)接続と、NURO光の新規申込で使われることがあるMAP-Eは、どちらもIPv4のアドレスを他の利用者と分け合う方式です。
そのため、特定のポートを使う一部のオンラインゲームは遊べない場合があります。
10ギガで比べると、毎月の支払いはNURO光が戸建て6,600円、40戸以上の集合住宅6,270円(いずれもホームゲートウェイ代込)、@T COMヒカリが対応ルーター(月550円)込みで6,930円となり、月々はNURO光のほうが330〜660円安くなります。
10ギガは特典の差も大きく、3か月目までの無料期間と65,000円のキャッシュバックを引いたNURO光の36か月総額は、戸建てが152,800円、40戸以上のマンションが141,910円(いずれもホームゲートウェイ代込)です。
対する@T COMヒカリは契約事務手数料3,300円を足してTLCポイント(戸建て60,000・マンション30,000)を引くと、ルーター最大2か月無料(1,100円分)を含めても戸建て191,680円、マンション221,680円です。3年間では、NURO光のほうが約4万〜8万円安く済みます。
@T COMヒカリの10ギガは首都圏や関西、東海の一部だけで提供され、転用・事業者変更では申し込めません。
提供エリアと開通工事の違い
@T COMヒカリは、離島など一部を除いた全国のフレッツ光ネクストの提供エリアで使えます。
フレッツ光や他社の光コラボからは転用・事業者変更で移れ、その場合もTLCポイントは新規と同じ数です。
新しく回線を引く場合の開通は最短14日〜2か月で、部屋に光コンセントがあれば立ち会いのいらない工事で済むこともあります。
NURO光は、2.5ギガが21都道府県、10ギガが25都道府県の一部が提供エリアです。
フレッツ光や光コラボから移るときも、新しく開通工事が必要になります。
工事は戸建てと39戸以下の集合住宅で宅内と屋外の2回、40戸以上なら宅内の1回です。
開通までは戸建てで1〜2か月、39戸以下の集合住宅で1〜3か月、40戸以上のマンションなら最短1〜2週間が目安になります。
開通を待つ間にネットを使いたい人には、NURO光の申込者向けに最大2か月間は月500円(事務手数料2,200円が別途必要、3か月目以降は月5,148円)で借りられるレンタルWi-Fiや、1日10Gプラン(31日まで3,630円〜)・完全無制限プラン(31日まで4,950円〜)が用意されています。
申込受付メールのURLかマイページの「特典・キャンペーン」から手続きでき、NURO 光(M)とNURO 光 10ギガ(M)はマイページからの申し込みです。
賃貸の戸建てやアパートでNURO 光(H)になる場合は、管理会社の工事の許可を先に取っておきましょう。
NURO光が使えるかどうかは、NURO光公式サイトの「お申し込み」から住所を入れると分かり、申し込みを最後まで進める必要はありません。
提供している地域の一覧と、住所の調べ方は次の記事で紹介しています。
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よくある質問|NURO光と@T COMヒカリ
- 離れて住む家族も、セット割を受けられますか?
NURO光と組むソフトバンクのおうち割は、離れて暮らす家族も対象です。
@T COMヒカリと組むauとUQ mobileの割引は、同じ姓で同じ住所に住む家族が対象です。
50歳以上の家族なら、別の住所でも申し込めます。
- 光回線を解約すると、スマホの割引はどうなりますか?
どちらも光回線の解約に伴って割引は終了です。
NURO光を解約すると、ソフトバンクのおうち割はすべての回線で終了します。
@T COMヒカリを解約した場合、auとUQ mobileの割引は解約月の前月分までです。
- 手持ちのルーターを使えば安くなりますか?
NURO光は下がりません。ホームゲートウェイは外せない機器なので、手持ちのルーターをつないでも月550円は払い続けます。
@T COMヒカリでは、ルーターのレンタル料金である月440円がかからなくなります。
代わりにIPv6の接続機能に月220円がかかるため、差し引きで月220円の節約です。
まとめ|スマホの会社で選び、迷ったら3年の合計で比べる
ソフトバンクかワイモバイルならNURO光、auかUQ mobileが2台以上なら@T COMヒカリを選ぶと、スマホまで含めた支払いが少なくなります。
どちらのスマホも使っていない家庭では、戸建てと40戸以上のマンションで3年間の支払総額はNURO光のほうが少なく、実測平均でも夜の通信速度はNURO光が上回っています。
auかUQ mobileが1台だけなら、戸建ては3年の合計がほぼ同じで、40戸以上のマンションはNURO光のほうが約1万円少ない計算です。
電気と組み合わせて毎月の請求まで下がるのもNURO光で、@T COMヒカリは電気を足してもTLCポイントが増える仕組みにとどまります。
NURO光のエリア外に住んでいる人や、1年ほどで引っ越すかもしれない人は、@T COMヒカリのほうが支払いを抑えられます。



