工事なしでコンセントに挿すだけのドコモ home 5Gは手軽そうですが、光回線のNURO光と比べて速さが十分なのか、一番の迷いどころではないでしょうか。
NURO光とドコモ home 5Gを比べると、みんなのネット回線速度に投稿された測定値ではNURO光の平均速度が高く、3年間の支払総額も安くなります。
ただし、自宅での実際の通信速度や安定性は、住まいの立地や建物の環境によって変わります。
一方、開通工事ができない住まいや、届いたその日からすぐ使いたい人に合うのはhome 5Gです。
ドコモのスマホを使っているなら、home 5Gのセット割で毎月のスマホ代が安くなる点も選ぶ目安になります。
NURO光とドコモ home 5Gの違いを一覧で比較
NURO光は自宅まで光ファイバーを引き込む固定回線で、home 5Gはドコモの基地局から飛ぶ電波を専用ホームルーターで受信して使うサービスです。
項目 | NURO光 | ドコモ |
|---|---|---|
戸建ての | NURO 光(H) | 5,280円 |
40戸以上 | NURO 光(M) | 5,280円 |
始める | 事務手数料 | 事務手数料 |
Wi-Fi | ホーム | 専用端末 |
提供 | 21都道府県 | ドコモの |
使い | 開通工事 | 工事なし |
スマホの | ソフトバンク | ドコモ |
解約時の | 契約解除料、 | 1年以内は |
NURO光(キャッシュバックキャンペーン、月額はホームゲートウェイ代込)とドコモ home 5G(ドコモオンラインショップ契約)の主な違い
NURO光の毎月の支払額は、月額基本料金のNURO 光(H) 5,170円、NURO 光(M) 4,180円に、必須のホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)料金 550円/月を足した金額です。
戸建てと39戸以下の集合住宅がNURO 光(H)、40戸以上の集合住宅がNURO 光(M)となり、住所と建物の情報で自動的に決まります。
なお、NURO光はホームゲートウェイにWi-Fi 6以上の無線LAN機能が内蔵されており、home 5Gも専用端末のHR02自体がWi-Fi 6対応のルーターとして働くため、どちらも市販のWi-Fiルーターの買い足しは不要です。
通信速度と安定性の比較|掲載した投稿平均はNURO光が上
カタログ上の最大速度を見ると、home 5Gは5G受信時で最大4.2Gbps(4G受信時は最大1.7Gbps)と、NURO光の2.5ギガプランの下り最大2.5Gbpsより大きな数字が並んでいます。
ただ、最大速度は技術規格上の上限であり、実際の速さは利用者の測定結果を集めた「みんなのネット回線速度(みんそく)」で見ると、はっきりと差が出ます。
平均 | NURO光 | ドコモ |
|---|---|---|
下り | 967.21 | 205.37 |
上り | 778.49 | 22.52 |
Ping | 11.3 | 40.86 |
夜の下り | 1,036.47 | 166.44 |
出典:みんなのネット回線速度(NURO光・ドコモ home 5G)2026年10月時点の直近3か月の平均。夜は20〜23時
下りの平均はNURO光が4倍以上、データを送るときに使う上りは30倍以上という結果です。
掲載した測定値は地域やプラン、有線とWi-Fiが混在する自己申告の集計であり、自宅で同じ速度が出ることやゲームごとの遅延を保証するものではありませんが、回線の性質による傾向が表れています。
さらに速さを重視する家庭なら、NURO光では上下最大10GbpsのNURO 光 10ギガ(H)・NURO 光 10ギガ(M)も選べます。

こうした速度の差が出るのは、home 5Gが基地局からの電波を周辺の契約者と分け合って受信しているためです。
利用が集中する時間帯は遅くなる場合があり、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いと通信が遅くなることもあります。
また、5Gの電波は4G(LTE)に比べて建物の中へ届きにくい性質があるため、5Gエリア内であっても4Gでつながる場合があります。
home 5Gで電波を少しでも受信しやすくするには、床上や窓が見えない位置、電子レンジなど電波を発する家電の近くを避け、窓際の見通しがよく高さのある棚の上などにHR02を置く工夫が必要です。
用途別の目安|動画・SNS中心ならhome 5G、Web会議やゲームならNURO光
hikariくん
NURO侍普段の使い方が動画の視聴やSNS、Webサイトの閲覧くらいであれば、データを受け取る「下り」の通信が中心になるため、下り平均200Mbps前後出ているhome 5Gでも快適に使えます。
一方で、次のような使い方をする家庭では、データを送り出す「上り」の速さと応答の速さを示す「Ping値」の差がそのまま使い心地に影響します。
- 動画視聴・SNS・Web閲覧が中心:下り速度が十分出ているため、工事なしのhome 5Gでも問題なく使える
- カメラをオンにするWeb会議・在宅勤務:映像と音声を絶えず送信するため、上り速度が速く夜間も安定したNURO光が向いている
- 写真や動画のアップロード・クラウド保存:home 5G(送信時最大218Mbps・実測平均22.52Mbps)では大きなファイルの送信に時間がかかりやすく、上り実測平均778.49MbpsのNURO光が有利
- オンラインゲーム・家族での同時利用:ラグを抑える低いPing値(平均11.3ms)と、夜間(20〜23時)でも下り平均1,000Mbps超を保つNURO光が適している
夜に通信が遅くなったり、在宅勤務のWeb会議で映像が固まったりする不安を避けたいなら、部屋まで直接光ファイバーを引き込むNURO光のほうが向いています。
料金の比較|3年間ならNURO光のほうが安い
毎月の支払額を比べると、戸建てならhome 5Gが月440円安く、40戸以上の集合住宅ならNURO光(ホームゲートウェイ代込)が月550円安くなります。
ただしhome 5Gでは、専用ルーターHR02の端末代73,260円も支払う必要があります。
端末代は購入月の翌月を1か月目として、48か月間(1か月目1,585円、2〜48か月目1,525円)かけて「月々サポート」で同額が割り引かれる仕組みのため、実質0円になるのは4年間使い続けたときです。
住まい | NURO光 | ドコモ |
|---|---|---|
戸建て・ | NURO 光(H) | 208,380円 |
40戸以上の | NURO 光(M) | 208,380円 |
3年間(36か月)の支払い合計(NURO光はホームゲートウェイ代込)
NURO光は、NURO光公式サイトのキャッシュバックキャンペーンで受け取れる40,000円キャッシュバック(戸建て・マンション同額)と、開通月を含む3か月間の月額基本料金・ホームゲートウェイ料金の割引を差し引いた金額です。
home 5Gはドコモオンラインショップで契約して事務手数料(店舗は4,950円)を無料とし、36か月分の月々サポートでは割り引かれない端末代の残り18,300円を含めています。
3年間の支払総額で比べると、戸建てで59,620円、40戸以上の集合住宅で92,290円NURO光が安くなります。
キャッシュバックを除いた場合でも、戸建てのNURO光は188,760円(ホームゲートウェイ代込)となり、home 5Gより19,620円安い計算です。
home 5Gには、ドコモオンラインショップでHR02を購入するとdポイント(期間・用途限定)が15,000ポイントもらえる特典もありますが、それを考慮してもNURO光のほうが安く収まります。
解約時期ごとに残る工事費・端末代の比較
home 5Gは定期契約の縛りがないように見えますが、途中で解約するとその時点で月々サポートの割引が終了し、未払い分の端末代の残りを支払うことになります。
残りは解約後もそれまでどおり分割で払い続けるか、一括で精算するかを選べます。
一方のNURO光も、基本工事費55,000円(1か月目1,555円、2〜36か月目1,527円の36回分割)を毎月の割引で実質無料にしているため、36か月経つ前に解約すると工事費の残りを一括で支払う仕組みです。
1年・2年・3年使った時点で解約した場合に、それぞれいくらの残債が発生するかを比べてみましょう。
解約する | NURO光 | ドコモ |
|---|---|---|
1年 | 36,648円 | 54,900円 |
2年 | 18,324円 | 36,600円 |
3年 | 0円 | 18,300円 |
利用後に解約したときの基本工事費・専用端末HR02の残り(契約解除料は別)
どの時期に解約しても、home 5Gの端末代の残りのほうが18,000円以上高くなります。
3年使った時点でNURO光の工事費の残りがなくなるのに対し、home 5Gは4年(48か月)使わないと端末代の残りがなくならず、3年でも18,300円の端末代が残る点に注意が必要です。
また、この残債とは別に契約解除料として、home 5Gは2025年7月1日以降の新規契約を1年以内に解約すると1,100円がかかり、解約月の月額料金も日割りになりません。
NURO光は3年ごとの無料解約期間(満了月を含む3か月間)以外に解約すると、NURO 光(H)で3,643円、NURO 光(M)で2,653円の契約解除料がかかります。
hikariくん
NURO侍NURO光のキャッシュバックキャンペーンでは、開通月を含む3か月目の末日までに回線の解約が完了すれば、月額基本料金・契約解除料・基本工事費の残債はすべて0円です(撤去工事費や有料オプション料、機器の返送送料は別)。
この3か月間は月額基本料金とホームゲートウェイ料金も割引で無料になるため、自宅での速さや安定性を実際に試してから続けるかを決められます。
なお、通常解約は毎月1〜25日の申請で最短当月、26日〜末日の申請で最短翌月の解約となるため、無料期間内にやめる場合は3か月目の25日までに手続きを済ませましょう。
スマホのセット割|ドコモならhome 5G、ソフトバンク・ワイモバイルならNURO光
ドコモのスマホを使っているなら、home 5Gを契約するだけでスマホ代が安くなる「home 5G セット割」が適用されます。
- home 5G セット割(ドコモ):ドコモ MAX・ドコモ ポイ活 MAX・ドコモ ポイ活 20・ドコモ miniは1,210円、eximo・irumo(3GB以上)などは1,100円
- おうち割 光セット(ソフトバンク):対象プランで1,100円(一部プランは550円)
- おうち割 光セット(ワイモバイル):シンプル3 S/M/L・シンプル2 M/Lで1,650円(シンプル2 Sは1,100円)
home 5G セット割は申し込み不要で、同一「ファミリー割引」グループに入っている家族(主回線から三親等以内、同居・別居問わず最大20回線まで)のスマホも割引対象になります。
なお、ahamoとirumoの0.5GBプランなどは割引の対象外です。
一方、NURO光のおうち割を適用するには、固定電話オプションのNURO 光 でんわ(月額基本料金550円)への加入と確認書の郵送・ショップでの手続きが必要です。
NURO光なら、NURO 光 でんわや、アンテナなしで地デジ・BS・専門チャンネルが見られるひかりTV for NURO(東北・中国エリアなど一部を除く)も追加できます。
ドコモのスマホを家族で使っていて割引額が大きいならhome 5G、ソフトバンクやワイモバイルを使っているならNURO光が有利です。
もしドコモのスマホを使っていて、工事ができる住まいで光回線の速さも求めるなら、home 5Gと同じ割引額のセット割が使えるドコモ光も有力な選択肢です。
3年間の支払総額や速度の違いは、NURO光とドコモ光の比較で詳しく解説しています。
使えるエリアと工事・使い始めるまでの期間の違い
まず使える場所を比べると、home 5Gは全国のドコモの5G・4G(LTE)エリアで幅広く利用できます。
一方、NURO光の提供エリアは2.5ギガが21都道府県、10ギガが25都道府県の一部地域に限られているため、対象外の地域では利用できない点に注意が必要です。
自宅が対応しているかは、home 5Gならドコモ公式サイトの「サービスエリアマップ」で機種名に「home 5G HR02」を選んで住所検索し、NURO光ならNURO光公式サイトの住所検索からそれぞれ事前に確認できます。
使い始めるまでの手軽さでは、届いたHR02をコンセントに挿すだけでつながるhome 5Gが圧倒的です。
その代わり、home 5Gを利用できるのは契約時に登録した設置場所の住所だけで、外へ持ち出して使うことはできません。
NURO光は開通工事が必要で、戸建てと39戸以下の集合住宅が対象のNURO 光(H)は宅内と屋外の2回、40戸以上の集合住宅が対象のNURO 光(M)は宅内の1回行われます。
申し込みから開通までの目安は、戸建てで1〜2か月程度、39戸以下の集合住宅で1〜3か月程度、40戸以上の集合住宅なら最短1〜2週間です。
なお、NURO光の開通を待つ間のつなぎとしてhome 5Gを短期間だけ契約すると、解約時に1年以内の契約解除料1,100円と70,000円前後の端末代の残りがかかるため、つなぎ目的で契約するのは割高です。
開通まで手元にネット回線がない場合は、NURO光の申込者向けに用意されている開通前レンタルWi-Fi(初期費用2,200円+最大2か月間は月額500円のプランなど)を借りるほうが、支払いを最小限に抑えられます。
レンタルプランの料金やデータ容量の選び方は、NURO光の開通待ちで使えるつなぎ回線の解説で確認してみてください。
賃貸でNURO光の工事ができるか
賃貸住宅で特に迷いやすいのが、開通工事の許可ではないでしょうか。
NURO 光(H)になる戸建てや39戸以下の集合住宅では、工事日の1週間前までに管理会社や大家さんの許可を取る必要があります。
40戸以上の集合住宅が対象のNURO 光(M)は、建物によって管理会社への連絡を求められることはあっても、原則として事前の許可取りは不要です。
許可が下りない場合や、建物の設備・周辺環境によって工事ができない場合は、工事不要のhome 5Gが現実的な選択肢になります。
自宅の建物でNURO光のどのプランが使えるかは、事前にNURO光公式サイトのお申し込み画面で住所からエリアを調べておくと、申し込みを完了する前にその場で確認可能です。
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home 5GからNURO光へ乗り換えるときの費用と注意点
現在home 5Gを使っていて、夜の速度低下やWeb会議・ゲームの遅延に不満がある場合、NURO光へ乗り換える際の解約費用はNURO光の特典でまかなえます。
NURO光の他社解約金還元は、ホームルーターの契約解除料や専用端末HR02の端末代の残りも対象で、上限は最大60,000円です。
対象となるのは乗り換え前の1回線分で、解約した月の月額料金は含まれません。
NURO光の利用開始月を1か月目として、5〜7か月目の末日までにNURO光から証明書貼付シートが発送されます。
対象費用の項目名や金額が分かる明細のコピーを貼り、シート発送から2か月後の末日までに必着で返送してください(不備なく受領された後の案内メールから45日以内にマイページで振込口座を指定します)。
home 5Gの解約は、NURO光の工事が終わってネットにつながったのを確認してから進めると、使えない期間を作らずに済みます。
解約手続きは、home 5G専用のdアカウントを使ってWebの「My docomo」から24時間行えるほか、ドコモショップや電話でも申し込めます。
端末代の残りや解約費用の内訳もMy docomoの契約内容や請求書で確認できるため、還元の申請用に明細を保存しておきましょう。
なお、ドコモのスマホをそのまま使い続ける人は、home 5Gを解約するとスマホ側の「home 5G セット割」(1回線あたり月最大1,210円割引)が外れる点に注意が必要です。
戸建てのNURO 光(H)へ乗り換えると回線の支払額も月440円上がるため、スマホ割引がなくなる分を含めた毎月の差額と、光回線の速さ・40,000円キャッシュバックや3か月無料による総額のメリットを比べて判断しましょう。
NURO光とhome 5G、どちらを選ぶ?
ここまでの比較を踏まえると、選ぶ目安は「開通工事ができるか」「普段の用途で上り速度や安定性がどれくらい必要か」「家族のスマホがどの会社か」の3点です。
- NURO光が向いている人:工事ができる提供エリア内の住まいで、Web会議・大容量ファイルの送受信・オンラインゲーム・家族での同時利用が多い人、3年間の支払総額を安く抑えたい人、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っている人
- ドコモ home 5Gが向いている人:賃貸で工事の許可が下りない人や建物の設備で工事ができない人、NURO光の提供エリア外に住んでいる人、引っ越し直後などで届いたその日からネットを使いたい人、ドコモのスマホを家族で使っていて動画視聴やSNSが中心の人
NURO光は投稿された測定値の平均速度が速いだけでなく、3年間の支払総額でも戸建てなら59,620円、40戸以上の集合住宅なら92,290円安くなります。
一方、ドコモのスマホを家族複数人で使っていて、普段は動画視聴やSNSくらいの使い方なら、セット割を受けられるhome 5Gも有力な選択肢です。
NURO光とドコモ home 5Gの比較でよくある質問
- home 5Gは引っ越し先でも使えますか?
引っ越し先がhome 5Gのサービス提供地域なら、設置場所の住所変更手続きを行うことでそのまま継続利用が可能です。
旧住所でHR02の電源を切って引っ越し先へ運び、引っ越し先でMy docomo(Web)から設置場所住所の変更手続き(月1回まで)をしてから電源を入れましょう。
- home 5Gに通信量の制限はありますか?
月間のデータ量は無制限ですが、ネットワークが混雑する時間帯や、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い場合は通信が遅くなることがあります。
また、一定時間内や1回の接続で大量のデータ通信があった場合などに通信が中断されることもあるため、ゲームの大型アップデートや大容量ファイルのやり取りを頻繁に行う家庭は光回線のNURO光も検討しましょう。
- home 5Gとドコモ光はどう違いますか?
ドコモ光は自宅まで光ファイバーを引き込む工事をして使う固定回線で、home 5Gはドコモの電波をホームルーターで受けて工事なしですぐに使えるサービスです。
スマホの割引額はどちらも同じですが、同一「ファミリー割引」グループ内にドコモ光とhome 5Gの両方がある場合は、home 5G セット割ではなくドコモ光セット割が優先して適用されます。
まとめ|工事ができるならNURO光、できないならhome 5G
みんなのネット回線速度の投稿平均ではNURO光の通信速度が高く、3年間の支払総額も少なく済みます。
特に上り速度とPing値の平均に大きな差がありますが、自宅での実際の速さは周辺の環境や建物の条件しだいです。
賃貸で工事の許可が下りない、または引っ越し直後ですぐに使いたいという事情があるなら、工事なしでコンセントに挿すだけのhome 5Gが向いています。
工事ができる提供エリア内の住まいなら、NURO光は開通月を含む3か月目の末日までに回線の解約を完了すれば解約金や工事費の残債なしでやめられるため、実際の速さを自宅で試してから判断しても遅くありません。



