NURO光を調べると、速さをほめる声がある一方で、工事の長さや解約の費用で困った話も見つかり、自分にはどちらが当てはまるのか迷ってしまいます。
NURO光のメリットが活きるか、デメリットが響くかは、戸建てかマンションか、何年住むか、家族のスマホの会社でほぼ決まります。
戸建てに3年以上住む予定があり、ソフトバンクかワイモバイルのスマホを使っている家庭なら、良さをいちばん活かせる回線です。
反対に、40戸以上のマンションで毎月の料金を抑えたい人や、家族のスマホがドコモ・auの人は、他社と比べてから決めても遅くありません。
NURO光のメリット|速度・料金・特典
1. 下り最大2.5Gbps、10ギガなら上下最大10Gbps
NURO光は、安いほうの2.5ギガプランでも下りの最大速度が2.5Gbpsあり、10ギガプランなら下りも上りも最大10Gbpsです。
規格上の数字だけではなく、利用者の測定結果を集めたみんなのネット回線速度(みんそく)でも、直近3か月の平均は下り900Mbpsを超えています。
大きなゲームをよくダウンロードする人や、家族が同じ時間帯に動画を見る家庭なら、この速さの余裕が役立ちます。
ただし、実際の速度はパソコンやスマホの性能、LANケーブルの規格、Wi-Fi電波の届きやすさなどで下がるため、最大速度がそのまま出るわけではありません。
また、2.5ギガプランでも設置されるホームゲートウェイの機種によっては有線LANポートの上限が最大1Gbpsになるため、有線で速さを使い切れるかは届く機種次第で、機種は選べない点も知っておきましょう。
使い始めてから遅いと感じたときに自分で試せる対処法は、NURO光が急に遅くなったときの原因と対処法にまとめています。
2. 戸建てなら他社の1ギガと同じ支払額で、Wi-Fiルーターも付く
戸建てや39戸以下の集合住宅向けのNURO 光(H)は、月額基本料金5,170円に必須のホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)料金550円/月を合わせた、毎月の支払額が5,720円です。
最大1Gbpsのドコモ光やソフトバンク光も戸建て向けは同じ5,720円なので、同じ支払額なら最大速度が速いほうを選べる計算になります。
プロバイダ料も月額基本料金に含まれているため、プロバイダを別で探して契約する必要もありません。
その代わり、回線とプロバイダが一体になっているため、プロバイダだけを選んだり途中で変えたりすることはできない仕組みです。
戸建ての料金をほかの回線とさらに細かく比べたいときは、NURO光の戸建て料金と他社の比較が参考になります。
ホームゲートウェイにはWi-Fi 6以上の無線機能が付いているため、ルーターを自分で買い足さなくてもWi-Fiを使えます。
気をつけたいのは、ホームゲートウェイのレンタル代550円/月は外せない点です。
手持ちのルーターを使う場合も550円はかかり、どのプランも月額基本料金に550円を足した金額が毎月の支払額になります。
月額基本料金はプランごとに違い、NURO 光(H)とNURO 光(M)のどちらになるかは住所と建物の戸数で自動的に決まる仕組みです。
自分で選べるのは2.5ギガか10ギガかですが、お住まいの住所によってはどちらか一方しか選べません。
プラン | 月額基本料金 |
|---|---|
NURO 光(H) | 5,170円 |
NURO 光 10ギガ(H) | 6,050円 |
NURO 光(M) | 4,180円 |
NURO 光 10ギガ(M) | 5,720円 |
合計はホームゲートウェイ込みの毎月の支払額。無料期間後の金額で、オプション料金・通話料などは別
初期費用を含めた料金の全体像は、NURO光の料金の解説で詳しく説明しています。
3. ソフトバンク・ワイモバイルのスマホ代が毎月安くなる
ソフトバンクかワイモバイルのスマホを使っているなら、スマホ料金が1台ごとに、ソフトバンクは最大1,100円、ワイモバイルは最大1,650円安くなります。
ソフトバンクは「おうち割 光セット」、ワイモバイルは「おうち割 光セット(A)」という割引で、家族のスマホも合わせて最大10回線まで対象です。
この割引を受けるには、月額550円のNURO 光 でんわの契約が必要です。
hikariくん
NURO侍割引額はスマホの料金プランで変わるので、家族の分を合わせていくら安くなるかを先に計算してみてください。
割引は待っているだけでは始まらず、確認書を郵送したうえで、でんわの開通後にソフトバンクやワイモバイルの店頭で申し込みます。
確認書の送り方や店頭での手続きの流れは、NURO光でソフトバンクのおうち割を申し込む手順を参考にしてください。
また、これからNUROモバイルの音声通話付きSIM(5GB〜35GBの対象プラン)へ新規・乗り換えで申し込む場合は、NURO光の申込完了メールにある専用ページから手続きすると、登録事務手数料が半額になり36か月間の月額基本料金が割り引かれるセット特典も対象です。
4. 月額基本料金が最大3か月無料で、自宅での速さを試せる
当サイトがおすすめするキャッシュバックキャンペーンから申し込むと、開通月を含む3か月目まで、月額基本料金が無料になります。
同じ期間はホームゲートウェイ代の550円も割り引かれるため、月額基本料金とホームゲートウェイ代の負担は0円です。
自宅でどれくらいの速度が出るか分からない人も、お金を払う前に実際の使い心地を試せます。
合わなかった場合も、3か月目の末日までに解約が完了すれば、月額基本料金も工事費の残りも契約解除料もかかりません。
ただし、申し込みから12か月後の月末までに開通しなかった場合や、支払方法を登録していない場合は無料の対象外です。
5. 有料オプションなしでキャッシュバックを受け取れる
キャッシュバックは戸建てもマンションも同じ額で、有料オプションに入らなくても2.5ギガなら40,000円、10ギガなら65,000円を受け取れます。
受け取りは2回に分かれていて、開通10か月後の月末までに支払方法とメールアドレスを登録しておくと、11か月後と17か月後に指定したアドレスへ案内が届く流れです。
案内が届いてから45日以内にマイページで受取口座を指定しないと、キャッシュバックはもらえません。
受け取る前に解約した場合も対象外となるため注意してください。
2年割など、NURO光公式サイトのほかのキャンペーンと比べた損得や受け取りの手順は、NURO光キャンペーンの選び方で説明しています。
- 契約事務手数料が無料:通常6,050円の手数料が無料になります。
- 基本工事費が実質無料:55,000円の36回分割と同じ額が、毎月割り引かれます。
- 乗り換え前の解約費用を還元:前の回線の解除料や工事費の残りなどを、1回線分・最大60,000円まで受け取れます(証明書の提出が必要)。
- 設定サポートが1回無料:ネット接続やメール、セキュリティソフトの設定を、訪問かリモートで頼めます。
ただ、工事費の実質無料は36か月使い続けることが前提なので、途中でやめたときの費用は後半のデメリットで確認しておきましょう。
NURO光のデメリット|申し込む前に知っておきたいこと
1. 提供エリアが限られ、住所によっては申し込めない
NURO光はNTTのフレッツ光とは別の回線を使っているため、全国どこでも申し込めるわけではありません。
提供しているのは次の都道府県で、同じ都道府県の中でも一部の地域が対象です。
- 2.5ギガ(21都道府県):北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、愛知、静岡、岐阜、三重、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、広島、岡山、福岡、佐賀
- 10ギガ(25都道府県):上の21都道府県に、宮城、福島、山形、熊本を加えた地域
宮城・福島・山形・熊本は10ギガだけの提供で、2.5ギガは選べません。
市区町村ごとの対応状況と、エリア外だったときの選択肢は、NURO光の対応エリア一覧にまとめています。
住所が提供地域に入っていても、建物の設備や周りの環境によっては工事ができず、エリア内なら必ず引けるわけではない点にも気をつけましょう。
とくに40戸以上のマンションでNURO光の設備がまだ入っていない場合は、設備導入のエントリーが必要になり、建物の状況や設備によっては導入できないこともあります。
自宅で使えるかどうかと対象プランは、NURO光公式サイトの申込画面に住所を入れるだけで分かります。申し込みを最後まで進める必要はありません。
2. 戸建ては工事が2回あり、開通まで1〜2か月かかる
工事の回数と開通までの期間は、プランによってかなり違います。
- NURO 光(H)(戸建て・39戸以下の集合住宅):宅内工事と屋外工事の2回。開通まで戸建ては1〜2か月、39戸以下の集合住宅は1〜3か月ほど
- NURO 光(M)(40戸以上の集合住宅):宅内工事の1回だけ。最短1〜2週間
さらに、中国・東北エリアは工事状況によってもう1〜2か月かかる場合があるため、該当する地域の人は開通まで待てるかどうかも考えておきましょう。
どちらのプランも工事に立ち会う必要があり、NURO 光(H)では2回分の工事日に在宅できるよう、予定を調整しなければなりません。
宅内工事のあと、屋外工事の日程を予約できるようになるまで30日ほど空くケースがある点も頭に入れておきましょう。
hikariくん
NURO侍NURO 光(M)でも、建物の状況によっては所有者への連絡を求められることがあります。
許可が下りない場合や、建物の設備で工事ができないと言われたときの対処は、NURO光が引けないときの原因と対処法で説明しています。
工事を待つ間のつなぎに使えるのが、最大2か月500円で借りられる開通前レンタルWi-Fiです。
工事当日の作業や所要時間を知りたいときは、NURO光の工事の回数と流れを見てください。
3. 40戸以上のマンションは、毎月の支払いが他社より高い
40戸以上の集合住宅向けのNURO 光(M)は、月額基本料金4,180円にホームゲートウェイ代550円を合わせた、毎月4,730円です。
マンション向けのドコモ光は4,400円、ソフトバンク光は4,180円なので、戸建てと違ってNURO光のほうが毎月330〜550円高くなります。
毎月の料金だけで選ぶなら他社が有利で、その差を払ってでも最大2.5Gbpsの速さがほしいかどうかが分かれ目です。
また、NURO 光(M)は口座振替が使えず、支払いはクレジットカードか携帯電話料金との合算になります。
4. 家族のスマホがドコモ・auだと、セット割を受けられない
NURO光でスマホ料金が安くなるのはソフトバンクとワイモバイルだけで、ドコモやauのスマホはセット割の対象外です。
ドコモ光ならドコモのスマホが1台あたり最大1,210円、auひかりは電話サービスも契約するとauのスマホが月1,100円安くなります。
NURO光を選ぶとこの割引が受けられなくなるため、家族のスマホが多いほど失う額も大きくなります。
hikariくん
NURO侍4台すべてが最大額の対象なら、毎月4,840円の割引を手放す計算です。
5. MAP-E方式では一部のゲームやVPNが使えない
NURO光は、ひとつのIPv4アドレスを複数の利用者で共有するMAP-E方式へ少しずつ切り替えています。
新規の申し込みでもMAP-Eになる場合があり、そのときは次の使い方ができません。
- PPTPやSCTPなど、特定のプロトコルを使うサービス(PPTPを使うVPNなど)
- 特定のポートを使う一部のオンラインゲーム
- ほかの利用者とIPv4アドレスを共有していると使えないサービス
- 自宅のサーバを外部に公開すること
これらが使えない場合も、NURO光にサポートや個別の対応を頼むことはできません。
会社から指定されたVPNを使う人や、ポート開放が必要なゲームを遊ぶ人は、そのVPNやゲームがMAP-Eで使えるかを申し込む前に調べておいてください。
NURO光のデメリット|使い始めてから・やめるとき
いちばん金額が大きくなりやすいのは、3年たたずに解約したときの工事費の残りです。
1. 3年以内に解約すると、工事費の残りを一括で払う
NURO光は36か月契約(3年ごとの自動更新)です。
契約満了月を含む3か月間に解約すれば契約解除料はかかりませんが、それ以外の月は次の金額がかかります。
- NURO 光(H):3,643円
- NURO 光 10ギガ(H):4,523円
- NURO 光(M):2,653円
- NURO 光 10ギガ(M):4,193円
解除料より金額が大きいのは、基本工事費55,000円の残りです。
工事費は36回の分割払いと同じ額を毎月割り引く仕組みなので、途中で解約すると割引が止まり、残りをまとめて請求されます。
たとえばNURO 光(H)を開通から12か月で解約すると、工事費の残り36,648円に解除料3,643円が加わり、合わせて40,291円になります。
hikariくん
NURO侍その期限は開通月を含む3か月目の末日で、解約の申請は3か月目の25日までに済ませてください。
1〜25日の申請なら最短でその月末に解約できますが、26日以降の申請は最短でも翌月末になり、間に合いません。
電話番号を引き継ぐ場合は番号の移行が終わった日が解約日になるので、移行が長引いて期限を過ぎると工事費の残りを請求されます。
撤去工事を頼んだ場合の19,800円や機器の返送料は、無料期間に解約しても支払いが必要です。
解約の申請方法と費用の内訳は、NURO光の解約手順ガイドで順を追って解説しています。
2. 引っ越すときは、解約して新居で申し込み直す
NURO光の引っ越しは、旧居の契約を自分で解約し、新居で新しく申し込む形になります。
新居もNURO光のエリア内なら、引っ越し特典で旧居の工事費の残り(最大55,000円)が戻ります。
いったん自分で支払い、新居が開通したあとの手続きで、同じ額をキャッシュバックとして受け取る流れです。
ただし、新居がエリア外だったり、建物の事情で開通できなかったりすると、工事費の残りは戻りません。
hikariくん
NURO侍引っ越し特典はほかの特典やキャンペーンと一緒に使えないため、新居の申し込みでは、この記事で紹介しているキャッシュバックキャンペーンの対象外です。
引っ越し特典と、解約して新規で申し込む方法の比べ方は、NURO光の引っ越し手続きガイドで説明しています。
3. 解約時は機器を自分で梱包し、送料を払って返す
解約後のホームゲートウェイなどのレンタル機器は、自分で梱包して、送料を払って回収センターへ送ります。
送料は地域や配送会社によって変わり、80サイズで平均1,450円ほどが目安です。
機器が返却先に届かないと督促状が来て、督促状が届いた月の翌月10日までに返さなければ機器損害金として2.5ギガは12,100円、10ギガは33,000円を請求されます。
送り先と梱包のしかたはレンタル機器返却の公式FAQに載っています。
発送したら、返却が確認されるまで送り状の控えを捨てずに取っておきましょう。
4. 契約後の問い合わせはチャットが中心で、電話は折り返しを待つ
契約後に困ったときの窓口は、24時間受け付けるAIのチャットと、9時〜18時のオペレーターのチャットが中心です。
電話で相談したいときはマイページにログインして折り返しの電話を頼む形で、受付時間は月〜土の9時〜18時となっています。
ログインせずにかけられる番号もありますが、最初は音声の自動案内につながるので、すぐに人と話せるとは限りません。
目的ごとの窓口と受付時間は、NURO光の問い合わせ電話番号一覧にまとめています。
NURO光が向いている人・向いていない人の選び方
向き不向きがはっきり分かれるのは、速さを使い切れる家かどうかと、割引や特典を失わずに3年使えるかどうかです。
- ゲームのダウンロードや高画質の動画配信など、通信量の多い使い方をする人
- 家族が何台も同時にネットを使う家庭
- 戸建てか39戸以下の集合住宅に住み、他社と同じくらいの支払いで速い回線を使いたい人
- ソフトバンクかワイモバイルのスマホを使っていて、家族の回線もまとめて割引にできる人
- 同じ家に3年以上住む予定がある人
- Webサイトの閲覧などが中心で今の回線速度に不満がなく、工事や36か月契約の手間をかけたくない人
- 家族のスマホがドコモやauで、いまのセット割の合計が大きい人
- 40戸以上のマンションに住み、毎月の料金を少しでも抑えたい人
- 3年以内に引っ越す予定があり、引っ越し先がエリア外になりそうな人
- 賃貸でNURO 光(H)になり、管理会社や大家さんの承諾をもらいにくい人
- 戸建てで、開通まで1〜2か月待てない人
- 会社指定のVPNや自宅サーバなど、MAP-Eでは使えない使い方がある人
どちらとも言い切れないなら、月額基本料金が無料の3か月で自宅の速度を試し、合わなければその間に解約するという選び方もあります。
まずは住所を入れて、自宅がどのプランになり、10ギガも選べるかを見ておくと、当てはまるデメリットを絞り込めます。
NURO光のメリット・デメリットに関するよくある質問
- 2.5ギガプランと10ギガプランはどちらを選ぶべきですか?
Webサイトの閲覧や動画、テレワークやオンライン授業が中心なら、2.5ギガプランで足ります。
2.5ギガと10ギガの月額基本料金の差は、戸建てと39戸以下の集合住宅で880円、40戸以上の集合住宅で1,540円です。
キャッシュバックは10ギガのほうが25,000円多いものの、3年使えば月額基本料金の差のほうが大きい計算です。
10Gbpsに対応したパソコンやLAN機器をそろえていて、大きなファイルをよくダウンロードする人なら、10ギガを選ぶ意味があります。
ただ、届くホームゲートウェイの機種は選べず、機種によっては10ギガでも無線(Wi-Fi)の上限が4.8Gbpsまたは2.4Gbpsになります。
また、契約したあとで2.5ギガと10ギガを切り替える方法は、いったん解約して申し込み直すことだけです。
更新月以外なら契約解除料と工事費の残りもかかるので、どちらにするかは申し込む前によく決めておきましょう。



