管理会社またはオーナーさんへ工事許可を得る必要があります。 なお、分譲マンションの場合も管理組合へ許可を得る必要があります。
工事許可の上手な取り方
どのような工事が行われるか把握する
まずは自分自身がNURO光の工事をある程度把握していないと、うまく説明が出来ないと思いますので、まずは集合住宅用の工事図面PDFファイルを確認しましょう。 NURO光工事図面PDF(集合住宅)
工事方法は概ね2つ方法があります。 エアコンなどの既設穴から線を通す方法と、MDFなどの配線盤から線を通す方法です。 エアコンの穴から通す場合、ビスやネジ止めなど穴あけが必要となるケースがほとんどです。 一方、MDFから通す場合はビスやネジ止めなど穴あけが必要ないケースが多いです。
オーナー、管理会社の目線で考える
どうすれば、うまく工事許可を得ることが出来るか、管理会社やオーナーさんの立場から考えてみれば良いと思います。
ネットはどこでも契約して頂いて構わないですが、どういった工事が行われるか知りたいです。
工事をするのはいいですが、外壁に傷を付けられたらイヤですね。
解約時は撤去してもらえるのでしょうか?
穴開け時は防水加工や、撤去時に穴の補修はしてくれるのでしょうか?
などが、よくある管理者、所有者側の不安点だと思います。 この辺りをうまく説明出来れば、比較的簡単に許可が得られるでしょう。 ただし、人というのは考えれば考えるほど、アレコレと問題を作り出してしまいがちです。
そうなると、アレコレと必要以上に条件を付けられてしまいますので、コツとしては、最初はなるべくさらっと簡素に伝えるようにしましょう。 例えば、 「NURO光というインターネットを利用するために回線工事が必要なのですが、工事を行っても良いでしょうか?」 ぐらいから始めて、その後、話の流れを見ながら詳細を説明していくのが良いと思います。
また、許可が取れた場合、後々のトラブル防止のため、必ず担当者の名前と話の内容をメモし控えておきましょう。
相手に納得してもらえるよう準備を念入りに
工事図面PDFをプリントアウトして用意しておき、口頭だけでうまく伝わらない場合などは管理会社やオーナーさんに工事図面を見てもらいましょう。
条件をつけられた場合
なるべく条件を付けられないように交渉することがベストですが、条件を付けられた場合はそれに従うしかありません。
外壁に傷付けNG
工事NGになる一番の要因です。ただ、外壁に傷付けNGと言われたとしても、すぐに諦める必要はありません。
建物の設備によっては外壁に傷を付けずに工事が出来る場合が多々あります。 MDFという配線盤が建物設備にあれば、傷付けずに工事が出来る可能性が上がりますので、MDFがあるかどうか、管理会社へ確認してみましょう。
MDFがある場合は傷付けずに工事が出来る可能性が高いことを伝えれば、ほとんどOKがもらえます。 また、工事方法として、ネジやビス止めの代わりに両面テープでの施工も出来るので、MDFがない場合は両面テープでの工事方法で許可を得る方法もあります。
万が一、工事当日に条件通りに工事が出来ない場合は当日に工事のキャンセルをすれば問題ありません。
退去時に内装の壁紙の張り替え
あまりないですが、まれに内装の壁紙の張り替えを条件とされる場合があります。
賃貸契約の内容によって違いがありますが、壁紙はある程度の年数住んだ場合、NURO光を利用する、しないに関わらず、退去時に壁紙の張り替えが必要とされることが多いので、これに関してはあまり気にしなくても良いとは思います。
ただ、短い年数しか住まない家の場合は、本来なら必要ない張り替えが必要となり、敷金から壁紙代金として差し引かれ余分な費用となる可能性はあります。
解約時に回線撤去
解約時に回線撤去を条件とされる場合もあります。 回線撤去は無料で行ってはくれませんので、撤去費として10,000円(税抜)が掛かります。
工事前に事前計画書・調査書の提出
厳しい管理会社の場合には、工事に関する事前計画書や調査書を求めてくる場合もあります。
事前計画書や調査書の作成をNUROに依頼することになるのですが、調査や資料作成には結構時間が掛かるので、1ヶ月〜数ヶ月ほど時間が掛かる場合もあり開通が遅くなります。
工事許可が取れたその後は
NUROへ工事許可は書面にサインなどは必要ないので、口頭で許可が取れれば良いです。
ただし、後々トラブルにならないために、管理会社の担当者の名前と会話の内容、日付などはメモして残して置きましょう。 工事当日に許可が取れているか工事業者から確認されますので、事前にNURO側へ許可が取れた連絡はしなくて大丈夫です。
建物にMDFなどの配線盤がある場合はその設備を利用して配線をしますが、配線盤のある部屋やボックスなどに鍵が掛かっている場合があります。管理会社へ確認し、鍵が掛かっている場合は事前に鍵を借りておく必要があり、忘れると工事当日に工事が出来ず延期になってしまいますので注意が必要です。
注意点
工事許可は必ず取りましょう。許可を取らずに工事をすると、後々管理会社やオーナーさんから賠償請求される可能性もあるので、きちんと説明して許可を頂いた上で、工事をしましょう。