※通信速度はNUROネットワークからお客さま宅内に設置する宅内終端装置までの速度です。インターネット利用時の実効速度は、お客さまの利用環境や回線の混雑状況などにより変化します。
NURO 光10Gと6Gの新プランとは?
2018年4月よりNURO光に10Gsと6Gsという新プランの受付が開始されました。
従来の「XG-PON」という規格から、次世代規格となる「XGS-PON」を利用することにより、上り下り共に10Gbpsの回線速度の提供が出来るようになり、料金も超高速回線とは思えないほどリーズナブルになりました。
実際の提供時期は2019年3月以降とのことですが、どのようなサービスなのでしょうか?
10Gsと6Gsの提供エリア
従来のNURO光2Gは関東、東海、関西エリアでの利用が可能ですが、10Gs/6Gsは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部エリアのみとなっています。
対象エリア全域で利用出来るわけではないので、提供エリアかどうかはNUROのサポートデスクに問い合わせが必要です。
速度を出すための注意点
10Gsまたは6Gsの速度を最大限に生かすためには、確認すべき項目があります。
- パソコンが10GBASE-Tに対応している必要がある
- LANケーブルはカテゴリ6A以上を使用する必要がある
上記がクリア出来ていないと、速度を10Gや6Gの恩恵を最大限に受けることが出来ません。
速度が速くなることによってどうなる?
よく言われているのが、一部の有料動画配信サービスなどですでに開始されている4K放送です。
4K放送はその解像度の高さから、転送時に多くのデータ容量を使用するので、高速の通信回線が必要となって来ます。今後、動画配信サービスなどは本格的に4K放送に移行していく可能性が高いので、ネット回線が高速対応しているとストレスなく、従来よりダイナミックな放送が楽しめます。
あとはオンラインゲームなどはやはりデータ通信量が多いので、プレー中の速度不足による中断防止やダウンロードやアップデートの際の時間短縮などに効果があります。
そのほか、IoT(インターネット・オブ・シングス)と呼ばれるインターネットに繋がる家電やモノが増えて来ていますので、その方面でも10G/6Gはいち早く力を発揮すると思われます。
2G回線と10Gs/6Gs回線との違い
2G回線との主な違いは、
- 対象住居において、2Gは制限がないのに対し、10Gs/6Gsは「5階建て」までとなっています。
- 工事費において、2Gは「44,000円を30ヶ月分割払い」に対し、10Gs/6Gsは「66,000円を60ヶ月分割払い」になっています。
- 契約更新とその解除料は、2Gは「10,450円(2年自動更新)」に対し、10Gs/6Gsは「22,000円(3年自動更新)」になっています。
- 電話サービスとメールアドレスが、2Gは「あり」なのに対し、10Gs/6Gsは「なし」となっています。
10Gs | 6Gs | 2G | |
---|---|---|---|
月額基本料金 | 6,317円 | 5,767円 | 5,200円 |
対象住居 | 戸建、5階建以下の集合住宅 | 戸建、5階建以下の集合住宅 | 戸建、集合住宅 |
工事費 | 66,000円(60ヶ月分割) | 66,000円(60ヶ月分割) | 44,000円(36ヶ月分割) |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
工事費相当分割引 | 1,100円×60ヶ月割引 | 1,100円×60ヶ月割引 | 1,230円×36ヶ月割引 |
契約解除料 | 22,000円(3年自動更新) | 22,000円(3年自動更新) | 10,450円(2年自動更新) |
セキュリティサービス | あり | あり | あり |
メールアドレス | なし | なし | あり |
電話サービス | なし | なし | 北海道・関東:月額550円 東海・関西・中国・九州:月額330円 |
公式HPのキャンペーン | 初月無料 | 初月無料 | 1年間980円 |
10Gsと6Gsを契約する上での注意点
- 電話サービスがなく、現在固定電話を利用中の方は光でんわへの引き継ぎが出来ませんので、NTTアナログ電話など別契約が必要です。
- 契約更新月が3年で、工事費割引が5年になりますので、長期的な生活プランが必要です。とくに学生さんや社会人の方は引っ越しする可能性なども考慮した方が良いと思います。
- 4K放送などを録画すると、データ容量の大きさからハードディスクをかなり消費しますので注意が必要です。
- 料金のお支払い方法がクレジットカードのみとなります。
- 法人名義での申し込みが出来ません。
- 代理店からの申し込みは出来ません。
以上、10Gsと6Gsについて簡単ではありますが、概要をまとめてみました。今後、間違いなく大きな需要がある高速回線ですが、まだ先で良いと言う方は2G回線も検討してみてください。